神瀬マダムによるまかないづくり
2022年5月14日、球磨村渡地区で「ふるさと再生の集い」が開催されました。
ふるさと再生の集いは、令和2年豪雨で被災した神瀬地区の住民が集まり、今後の神瀬地区の復興と再建に向けて話し合う場として住民主体で行われています。
午前中は、神瀬地区の神瀬保育園にて「神瀬マダム」というご婦人方によるまかないづくりが行われ、その手伝いに向かいました。
豪雨被災後、地域の結束をつづけていく活動として、まかないづくりが続けられています。いまは月に2回、午後にふるさと再生の集いがある日に献立をつくり、男性衆の「神瀬ダンディー」が配達をします。
ばらばらで生活をしているいま、こうして定期的に顔を合わせて近況を確認していて、マダムのみなさんも楽しそうでした。
地域の方とともにIoTプロジェクトを進める
午後からは場所を移動して、仮設住宅がある渡地区へ向かいます。渡地区にお住まいの神瀬地区の住民の方々を中心に集まりました。
熊本県立大学から島谷幸宏プロジェクトリーダー、またIoTプロジェクトのリーダーである古田尚也教授(大正大学)から緑の流域治水と今回のプロジェクトについての説明がなされました。
研究課題3は「地域DX」。地域の方が自分たちの力で安心・安全な地域にしていくお手伝いとしてIoT技術を使い、ボトムアップ型で地域の防災力を高めていく研究プロジェクトです。
例えば川の様子が見られるカメラを設置して、それを手元のスマホで確認できるようにしたり、その情報を遠方で暮らす家族が確認できるようになどいくつかのビジョンが説明されました。
まだ最初の段階で理解が追いついていない方も見受けられましたが、何度も顔を合わせて話を続けていくことで徐々に浸透していくのだろうと思います。
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